あれやらなきゃ
「あれやらなきゃ」とは、従業員が会社や業務に関する改善案を提案する制度です。
ベテラン社員、若手社員、パートやアルバイトも、みんな年齢や社歴に関わらず、日々思いついた改善案を提案します。
提案方法は、改善案を投稿するためのチャットがあるので、そこに書き込むだけという簡単なものです。
内容を精査したり、意見をしっかりまとめてから提案する必要はありません。
「これ使うと便利そう!」「こっちの方が楽そう!」そんな軽い思いつきで構いませんので、各々思い浮かんだことを投稿します。
投稿した内容は、代表のもとで「今本当に必要な改善かどうか」を吟味し、必要であると判断された場合には関係する社員のもとで早速取り組みを開始します。もし、「いずれは必要だけど、今ではない」と判断された場合には、時が来たときに改めて精査します。
また、代表だけでは「今本当に必要な改善かどうか」を判断できない場合は、月に1度開かれる社員全員が参加する会議にて、全員で実施すべきかどうかを検討します。
実際に「あれやらなきゃ」から実施された改善案や導入された制度の例としては、下記のようなものがあります。
<エンジニアへのMacbook貸与>
それまでエンジニアは、自身で購入したMacbookを会社に申請して利用したり、会社から支給されているWindowsPCで業務をおこなっていました。
しかし、エンジニアが「あれやらなきゃ」に「エンジニアにMacbookを貸与してほしい」との投稿をおこなったところ、意見が採用されました。
現在はエンジニアは全員貸与されたMacbookで業務をおこなっています。
<現在の天気や電車の遅延状況をすぐに確認できるiPadの設置>
コンサルタントや営業担当といった外回りの仕事が多い社員が在籍する東京オフィスでは、現在の天気や電車の遅延状況というのは、常にチェックできる状態が必要でした。
それまでは各々が自身のPCやスマホで天気や遅延状況の確認をおこなっていましたが、オフィスに天気・電車の遅延を確認するため専用のiPadを設置することで、よりスムーズなチェックが可能になりました。
<自社サービスでISO27018認証を取得>
LRMには「セキュリオ」というクラウド型の自社サービスがあります。
以前よりセキュリオではISO27001、ISO27017を取得していましたが、よりお客様に安心してご利用いただくために、ISO27018も取得するべきではないかという意見が「あれやらなきゃ」に挙がりました。
その結果、実際に認証を取得することになりました。
ちなみに、「些細なことでも構わないので、思いついた意見はどんどん出してほしい」という代表の想いから、「あれやらなきゃ」を提案すると、提案した数×100円のボーナスが翌月のお給料にプラスされるようになっています。
開始して約5年が経過している本制度は、LRMではおなじみの制度になっています。