費用対効果と利便性の観点でセキュリオを導入。eラーニングと標的型攻撃メール訓練を軸に横断的な取り組みを実施し、セキュリティリテラシー向上と従業員の行動変容を実現。

- ユニソルホールディングス株式会社
- IT企画部 渡邉様
IT企画部 川上様
ユニソルホールディングス株式会社は、技術商社グループとして、機械・工具や建設資材、建設機械、IoTソリューションの4領域で事業を展開しています。
北アメリカ、アジアなど海外に27拠点構えるなど、グローバルに事業を展開する同社にとって、複雑化・高度化するサイバー脅威への対策は、重要な経営課題のひとつでした。こうした背景から、ユニソルホールディングスでは2025年1月に、他社セキュリティソフトから「セキュリオ」へと移行しました。
今回は同社のIT企画部の担当者に、セキュリオ導入の経緯や具体的な活用方法、今後のセキュリティ対策の展望などについて話をお聞きしました。

- 会社名
- ユニソルホールディングス株式会社
- 業界
- 商社
- 活用しているサービス
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- eラーニング
- セキュリティアウェアネス
- 標的型攻撃メール訓練
- 社内アンケート
- 導入背景
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- 経営統合を機にグループ全体でセキュリティ教育を浸透させるには、費用対効果に優れたeラーニングツールの導入が不可欠だった
- 標的型攻撃メール訓練の実施を通じて、セキュリティリテラシー向上や行動変容の改善を図りたいと考えていた
- 運用方法
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- 標的型攻撃メール訓練(年2回)、eラーニング(毎月)を活用
- グループ全体にて「セキュリティアウェアネス機能」を運用開始(月2回)
- 「不審なメールに気づき、正しく報告する」アクションを習慣化させる運用へとシフト
- 活用Tips
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- 豊富な教材ラインナップにより、自社に最適な教材選定が容易に。教材準備の管理工数を大幅に削減できた
- SSO(シングルサインオン)連携により、パスワード忘れ等の問い合わせ対応コストを解消した
- LRMコンサルタントの知見を取り入れることで、専門的な運用体制を構築した
費用対効果と利便性を期待し、セキュリオ導入を決定
ユニソルホールディングス様の事業について教えてください。
ユニソルホールディングスは、2021年10月にフルサトグループとマルカグループが経営統合して誕生した共同持株会社です。
2026年1月にユニソルホールディングスへと商号変更いたしました。
当グループは、機械・工具、建設資材、建設機械、そしてIoTソリューションという4つの領域を軸に事業を展開しています。
社名の「ユニソル(UNISOL)」は、「ユニーク」と「ソリューション」を組み合わせた造語です。単に「モノ」を売るだけでなく、お客様自身も気づいていないような潜在的な課題に対し、独自のアイデアで解決策を提案する「ソリューションパートナー」を目指しています。
貴社のセキュリティ施策は、どのような体制で行っているのでしょうか?
IT企画部がグループ全体のシステム導入や企画を統括しています。ネットワークやPCの運用、ID管理といったインフラ面から、ヘルプデスク、さらにはセキュリティ教育の企画・運用まで、業務範囲は多岐にわたります。
各グループ会社にはIT実務に精通した担当者がいます。彼らと密に連携しながら、eラーニングの取りまとめや、現場のシステム状況に合わせたヒアリングなどを行っています。人事や総務部門が主管となって行われる各種研修とは切り分け、セキュリティに関しては当部署が一貫してリードする体制をとっています。
LRMへのご依頼内容をお話しください。
情報セキュリティ教育プラットフォーム「セキュリオ」の導入と運用支援をお願いしています。担当コンサルタントの根本様には月1回の定例ミーティングに参加いただき、ツールの活用方法にとどまらず、他社事例を交えた助言や運用方針に関する相談など、多角的に支援いただいています。
セキュリオ導入を決めた経緯についてもお聞かせください。
以前は、eラーニングと標的型攻撃メール訓練でそれぞれ異なる会社のサービスを導入していました。しかし、教育効果や運用面でいくつか大きな課題がありました。
以前のeラーニングは、1教材あたりの受講時間が約1時間と非常に長いという問題がありました。受講者の負担があまりに大きく、現場からも効率の悪さを指摘されていたほどです。教材の内容が事業の特徴にそぐわない点や、コスト面でグループ各社への展開が難しいといった制約もありました。標的型攻撃メール訓練も、「不審なメールを開かないこと」ばかりに重点が置かれており、実効性に疑問を感じていました。
グループ全体で足並みを揃え、全従業員のセキュリティリテラシーを底上げしたい。さらに柔軟な運用ができ、かつオールインワンな環境を期待してセキュリオを選定しました。
最新の脅威動向や社内の状況に応じたセキュリティ教育が実現
現在、セキュリオをどのように活用していますか?
現在は、月1回のeラーニングと、年2回の標的型攻撃メール訓練を中心に活用しています。
eラーニングについては、毎月1回、10ページ程度のコンパクトなスライドを利用しています。あらかじめ用意された豊富なカリキュラムから、最新の脅威動向や社内の状況に応じてトピックス(「ランサムウェア」や「内部不正」など)を選定。自社の事業特性に合わせて内容を微調整した上で配信しています。
標的型攻撃メール訓練は、半年に1回のペースで実施しています。「不審なメールに気づき、正しく報告すること」を習慣化させるための実践的なトレーニングとして位置づけています。
標的型攻撃メール訓練では、「正しく報告できること」がゴールになっているんですね。
その通りです。やはりどれほど注意を促しても、不審メールの開封をゼロにすることはできません。それに、「不審メールを開くことが悪」という空気になると、不審メールを開封することによってサイバー攻撃の糸口に気付ける可能性があるにも関わらず、心理的なハードルからそれを報告しづらい空気が醸成されてしまう懸念があります。
極端な話、もし不審メールを開封してしまったとしても、その後にすぐ適切なアクションにつなげられれば被害を最小限に食い止めることができるでしょう。「正しく判断する」、「正しく報告する」というアクションを習慣化させることで、組織全体のセキュリティリテラシーを引き上げられると確信しています。
管理者としてのメリットとして、どんなことを実感されていますか?
進捗管理がスムーズになったことに加え、管理者側の工数が大幅に削減されました。以前は、各社内研修ごとに、対象者に合わせた教材を自作していましたが、今はセキュリオの豊富なバリエーションから最適な教材を選ぶだけで済みます。
また細かい点ですが、SSO(シングルサインオン)連携によって、「パスワード忘れ」の問い合わせがなくなったことも、楽になったポイントだといえます。
さらに、e ラーニングの結果と標的型攻撃メール訓練の結果を横断して見ることができるのもセキュリオの強みだと思います。
以前は、eラーニングと標的型攻撃メール訓練でそれぞれ異なる会社のツールを利用していたため、従業員のリテラシーを俯瞰して見ることができませんでした。<
セキュリオでは、例えば標的型攻撃メール訓練で報告しなかった従業員のeラーニング結果を見ると成績に改善の余地があることを発見できたりするため、そこから次の一手を考えることができます。
複数の切り口で従業員のセキュリティリテラシーが可視化できると、施策にも繋げやすいです。
LRMのサポートはいかがでしたか?
担当コンサルタントとのミーティングを有効に活用しています。サポートサイトも重宝していますが、やはり直接「この方向性で合っているか」と相談でき、専門的な見地からアドバイスをもらえるのは心強いですね。
自分たちだけでは気づかなかった機能の使い方や、他社がどのような基準で運用しているかといった情報をお聞きできるので、運用に困った際にはいつも参考にさせていただいています。
セキュリティは事業を続けるうえでの経営課題
セキュリオの機能やカスタマーサポートについて、改善点や要望はありますか?
細かい部分ですが、一部の教育コンテンツで、スライドの構成に多少の違和感がありました。
ただセキュリオの魅力は、私たちが「こうなったらいいな」と思う機能が、スピーディーにアップデートされていく点です。チャット連携機能の強化など、さらなる利便性の向上を期待しています。
貴社のセキュリティ対策で、今後取り組んでいきたいことを教えてください。
当社は中期経営計画の中で、積極的なM&Aによる成長事業への参入を掲げています。今後も新たな企業が加わっていく中で、どのような体制になっても、お客様に安心して取引いただける組織であり続けなければなりません。
そうした環境において、セキュリオはグループ全体のセキュリティレベルを担保する「要」のような存在になっていきます。
「セキュリティアウェアネス」なども活かして、日頃から当たり前のようにセキュリティ知識に触れられる状態をつくっていきたいと考えています。
ありがとうございます。貴社のセキュリティ施策への思いを伺うことができました。
当社は、経営陣も含めて情報セキュリティを重要な経営課題だと捉えています。今後もセキュリオというプラットフォームとLRMの知見を最大限に活かしながら、グループ全体のセキュリティレベルをより強固なものにしていきたいと思います。
ユニソルホールディングス様、お忙しい中ありがとうございました。
取材日:2025年11月
ユニソルホールディングス株式会社について

- 所在地:大阪市中央区
- 設立:2021年10月
- 従業員数:1,966名(2025年12月31日現在)、グループ全体
- Webサイト:https://www.unisol-gr.com/
2021年、建設資材・機械工具専門商社のフルサトグループと、グローバル商社のマルカグループの経営統合により、技術商社「フルサト・マルカホールディングス(現:ユニソルホールディングス)」が設立。「『その手があったか』を、次々と。」というスローガンのもと、北アメリカ、アジアなど海外に27拠点を構え、グローバルに事業を展開している。
