お客様の声

費用対効果と機能要件をクリアし、セキュリオでグローバルな教育基盤を構築。
3ヶ月サイクルの「eラーニング×訓練」とデータ活用で、全社的な意識改善と行動変容を実現。

バリュエンスホールディングス株式会社様 写真
バリュエンスホールディングス株式会社
バリュエンステクノロジーズ株式会社
執行役員 CIO/CISO コーポレートIT部 AX事業部 部長 コーポレートエンジニア 木戸様
コーポレートIT部 ITC課 田口様

バリュエンスホールディングス株式会社は、ブランド品や時計・ジュエリーなどのリユース事業を中核とし、買取・販売・オークションなどを通じてモノの価値を循環させる事業を展開しています。事業の拡大に際して、海外拠点を含む全従業員のセキュリティリテラシーのさらなる向上を目指し、セキュリティ教育・運用基盤として「セキュリオ」を導入しました。

今回は、同社のコーポレートIT部の担当者に、セキュリオ導入の経緯や具体的な活用方法、LRMへの期待などについて話をお聞きしました。

会社名
バリュエンスホールディングス株式会社
業界
IT・通信 / その他
活用しているサービス
  • eラーニング
  • セキュリティアウェアネス
  • 標的型攻撃メール訓練
  • 社内アンケート
導入背景
  • 急速なグローバル展開に伴い、海外グループ会社も含めた全社的なセキュリティガバナンスの強化が急務となっていた
  • 従業員を集めて研修を行うと工数が多くなり、自作テストの運用も設問作成や集計の手間から現実的ではなかった
  • SSOやSCIM連携、IP制限、統計データの取得といった必須のセキュリティ・機能要件をクリアできるツールを求めていた
運用方法
  • 海外拠点を含む全社を対象に、eラーニング(3ヶ月に1回)と、翌月の標的型攻撃メール訓練を連動させた「インプット→アウトプット」を3ヶ月サイクルで運用
  • 多言語対応プランを採用し、海外展開における英語翻訳や設定作業を完全自動化
  • 未受講者に対しては受講状況を可視化したうえで、Microsoft Teamsによる個別リマインドを徹底し、全体の実施率を担保
活用Tips
  • 自社教材やQ&Aを追加できるカスタマイズ性の高さに加え、標的型メール訓練も一元化できたことで高い費用対効果を実現
  • 多言語対応プランの活用により、これまで丸一日以上を費やしていた海外展開への翻訳・設定の手間と労力を大幅に削減
  • LRMによる機能アップデート情報の定期共有や要望への相談を通じ、自社の運用にしっかり並走してもらえる専門的なサポート体制を確保

グローバル展開に伴うガバナンス強化を目指し、セキュリオを導入

バリュエンスホールディングス様の事業について教えてください。

バリュエンスグループは、ブランド品などのリユース事業を中核に据え、不動産や自動車、スポーツなど、お客様のライフステージや生活に寄り添う多様なサービスを幅広く展開しています。

「Circular Design for the Earth and Us(地球、そして私たちのために循環をデザインする)」をパーパスに掲げ、リユースを通じて循環型社会の実現を目指すとともに、気候変動の抑制をはじめとする環境課題の解決に取り組んでいます。

貴社のセキュリティ施策は、どのような体制で行っているのでしょうか?

グループ全体のIT戦略やシステム開発を担うバリュエンステクノロジーズが中心となり、セキュリティ施策の立案から実行までを一元的に管理しています。世界14ヶ国・1,100名を超える従業員への迅速なサポート体制を構築するため、社外にも提供している自社開発のAIチャットボットサービス「helpmeee! KEIKO」を活用。ITヘルプデスク業務の効率化を図りながら、強固なセキュリティ環境の維持・運用に取り組んでいます。

LRMへのご依頼内容をお話しください。

セキュリオを導入し、eラーニングによる従業員のセキュリティ教育と、標的型攻撃メール訓練を実施しています。現在は国内にとどまらず、海外のグループ会社も含めた全社展開のサポートをしていただいています。

導入以前は、急速なグローバル展開に対してグループ全体のセキュリティガバナンスをさらに強化していく必要性を感じていました。しかし、従業員を集めて定期的に研修を行うのは工数が多く、Microsoft Formsなどでテストを自作・運用するのも、設問作成や集計の手間を考えると現実的ではありませんでした。

セキュリオ導入を決めた経緯についてもお聞かせください。

こうした運用面における課題を解消すべく、他社サービスとも比較検討しながら選定を進める中で、セキュリオは当社が求めていたSSO(シングルサインオン)やSCIM連携、IP制限、統計データの取得といったセキュリティ・機能要件をすべてクリアしていました。

また、自社の資料やQ&Aを追加できるカスタマイズ性の高さも魅力でしたね。さらに、標的型攻撃メール訓練も一元化できるなど、優れた費用対効果も導入の決め手となりました。

3ヶ月サイクルの教育・訓練によって、従業員のセキュリティ意識を変える

現在、セキュリオをどのように活用していますか?

海外グループ会社も含めた全社を対象に、セキュリオによるeラーニングでのセキュリティ教育と、標的型攻撃メール訓練を実施しています。

eラーニングについては、3ヶ月に1回のペースで一斉にテスト配信を行っています。現在は多言語対応プランを採用し、海外展開に要する負荷を大幅に軽減しました。以前は自社で教材や設問を英語に翻訳・設定していたため、膨大な時間と労力がかかっていましたが、丸一日以上を費やしていたその作業が自動化されたことは、非常に大きなメリットだと感じています。

標的型攻撃メール訓練は、eラーニング実施後の翌月に実施しています。「インプット→アウトプット」という意味合いの訓練で、今後も「3ヶ月サイクル」で運用していく予定です。

従業員の皆さんのセキュリティリテラシー向上に向けて、どのような課題があったのでしょうか?

当社は店舗での接客や買取業務が中心となる従業員が多く、普段からPCやITツールに深く触れる機会が少ない人が大半です。日々の業務の忙しさもあり、なかなかセキュリティ教育に時間を割くのが難しい。どうしても形式的な研修になることが多く、知識が定着しにくいのが悩みでした。

その課題に対して、現在はどのようにアプローチしているのでしょうか。

セキュリオ導入後は、受講状況の可視化と地道なリマインドを徹底しています。

必要に応じてMicrosoft Teamsなどで個別にリマインドを行い、リスクマネジメント委員会とも情報共有できる体制を作りました。「誰が受けていないか、どこにリスクがあるか」が可視化されるだけでも大きな前進ですし、これを地道に繰り返すことで全体の実施率を高められています。

標的型攻撃メール訓練を実施した際、従業員の方々の反応や効果はいかがでしたか?

2026年1月に初めて訓練を行ったのですが、想定よりも開封率が非常に低く、良い意味で驚かされました。怪しいメールに気づいた従業員が「このようなメールが届いた」と周囲や上長に報告し合うなど、さっそく意識の変化が見え始めています。

開封してしまった場合でも、ほとんどの方が隠さずに相談してくれるため、現状としてもインシデントの早期検知につながる良い手応えを感じています。

セキュリティには人材教育が不可欠

貴社のビジネスにおいて、セキュリオはどのような位置付けですか?

当社のセキュリティ教育における一助となるとともに、会社のリスクを可視化するための重要なツールです。ステークホルダーの皆さまにも、先日、サプライチェーンリスクに対するセキュリティ施策の重要性について説明し、多くのご理解とご支持をいただきました。

貴社のセキュリティ対策において、教育が非常に重要な位置付けなんですね。

そうですね。「システム制御を徹底的に強固にすれば、従業員教育は最小限でいい」という考え方もありますが、システム制御だけでは限界があります。

どれだけ最新の端末やネットワークで強固にシステムを制御していても、従業員が個人情報を外部に持ち出してしまえば、それだけで重大な情報漏洩につながります。一人ひとりのセキュリティ意識が低ければ、技術的な対策の“隙”を突くことは容易にできてしまう。だからこそ、適切なシステム設計と同じくらい、従業員教育は大切だと思っています。

LRMのサポートはいかがでしたか?

セキュリオ自体の機能として、最大15日間リマインドメールを自動送信できるなど、運用の手間を減らす仕様になっている点にとても助けられています。またLRMさんにも、機能のアップデート情報を定期的に共有いただくなど、きめ細やかな対応をしていただいています。当社の要望への対応も含めて、私たちの運用にしっかりと並走してくれていると感じています。

データに基づく教育で、経営とお客様の信頼を守っていく

セキュリオの機能やカスタマーサポートについて、改善点や要望はありますか?

セキュリオとMicrosoft Teamsの連携をさらに深めてほしいです。現在は未受講者に対して手動でのリマインドも行っているため、自動で通知が飛ぶようになれば、管理側の業務効率も格段に高まるでしょう。

また、開発中とお聞きしている「組織全体のダッシュボード機能」にも期待しています。グループ経営を行う当社にとって、全体の状況把握は非常に重要です。感覚に頼るのではなく、データに裏付けられた客観的かつ全体最適な意思決定を、LRMさんの力を借りつつ実践していきたいですね。

セキュリオ導入を経て、改めて今後の課題について教えてください。

まずは現状を正しく把握することが大切だと考えています。すでにセキュリオを活用して様々なデータを蓄積できていますが、「どういった分野の知識が不足しているのか」までのデータは得られていません。

より詳細なデータを収集するためにも、今後は「セキュリティアウェアネス」機能を活用する予定です。定期的にテスト配信をすることで、グループ別やカテゴリ別で可視化されたデータが得られるようになります。そこから自社の明確な弱点を特定し、それに基づいた効率的な教育サイクルを回していきたいですね。

従業員の皆さんにとっても、通常のeラーニングより高頻度かつ手軽に受講できるため、負担を抑えながらセキュリティリテラシーを高められるメリットがあると感じています。

本日はありがとうございました。最後に、今後のセキュリティレベル向上に向けた展望をお聞かせください。

セキュリティ対策はシステムだけでも、eラーニングだけでも完結しません。教育、訓練、そしてセキュリティアウェアネスによる可視化など、包括的なアプローチを継続することが重要です。

現在は生成AIなど、便利なツールを低コストで利用できるようになりました。しかし、どんなツールにも必ずリスクや使用上の注意が存在します。利用を検討する際に、「本当に安全か」と当たり前のように確認する感覚を、従業員の皆さんに身につけてほしいと思っています。コーポレートIT部としては、そうしたリテラシー向上のサポートを行うとともに、経営やお客様の信頼を守るために必要な対策を引き続き講じていきます。

LRMさんには、今後もプロダクトの進化を含め、私たちの取り組みを科学的・客観的に支えてくれるパートナーとして期待しています。

バリュエンスホールディングス様、お忙しい中ありがとうございました。

取材日:2026年4月

バリュエンスホールディングス株式会社について

バリュエンスホールディングス株式会社 ロゴ
  • 所在地:東京都港区
  • 設立:2011年12月
  • 従業員数:1,133名(2026年2月) ※連結、正社員のみ
  • Webサイト:https://www.valuence.inc/

2004年にブランドリユース1号店「ナンバdeなんぼ屋」をオープンし、2011年12月に株式会社SOU(現・バリュエンスホールディングス株式会社)を設立。現在は、ブランド品・時計・ジュエリーなどの買取専門店「なんぼや」をはじめとしたリユース事業を、日本国内および海外14カ国で展開している。

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