ベンチャー企業に就職することの強み

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藤居 朋之 記事一覧
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こんにちは。採用担当の藤居です。

本記事は、主に新卒で就職活動を行っている大学生の皆さんを念頭に置いて作成しています。

様々な就活セミナーやWebサイト、キャリア関連の雑誌を読んでいると、「大企業か?ベンチャーか?」という軸で対比されているコンテンツをよく目にします。

他にも、理系と文系、営業と技術、民間と公務員・・・などなど、比較軸は多くありますが、本記事では、ベンチャー企業に就職することのメリットとデメリットについて述べてみたいと思います。

ベンチャー企業とは

ベンチャー企業に就職することのメリットやデメリット・・・とお話しましたが、まず率直に申し上げて、「ベンチャー企業」に関する明確な定義は存在しません。

そのため、例えばベンチャー企業への就職を希望される学生さんは、まず、ご自身が考えるベンチャー企業と、各企業の採用担当者が述べるベンチャー企業との間において、認識のすり合わせを行う必要があります。

ちなみに弊社、LRM株式会社はベンチャー企業を標榜しています。

明確に「これがあるからベンチャー企業である」という決定打はありませんが、個人的には、下記のような要素が弊社内に存在する限り、ベンチャー企業を名乗れると考えています。

  • 定型化・細分化された作業を黙々とこなすではなく、各人が各人の裁量・判断をベースとして業務を行っている
  • 少数精鋭である
  • 企業及び自身の成長に対する強い志向性を有する
  • 社内にダーツがある(笑)

ベンチャー企業の良いところ=先輩を独占できること

それでは、具体的に、ベンチャー企業に就職することのメリットは何でしょうか?

私自身、新卒での就職活動時から、ベンチャー企業しか見据えていなかった人間ですので、挙げようと思えばいくらでも挙げることができます。

ただ、いくつかの会社を経て、とりわけ「先輩を独占できること」が、「新卒でベンチャー企業に就職すること」の大きなアドバンテージであると考えるようになりました。

その理由について、まず、ベンチャー企業にありがちな人員体制について考えてみましょう。

ベンチャー企業にありがちな人員体制

多くのベンチャー企業においては、良い意味でも悪い意味でも、業務環境が整備されていないケースが多くなります。

結果として、業務における属人性が高くなり、特に他の会社における業務経験を持ち得ない新卒入社の社員は、先輩社員がマンパワーで業務指導を行わざるを得なくなります。

また、成長途中のベンチャー企業は、企業規模を鑑みると一見多すぎるようにも見える数の新卒新入社員を採用する傾向にあります。

結果として、例えば、自社を構成する従業員の20%、30%が新卒入社の新入社員で占められている、という状態も容易に発生します。

そして、ベンチャー企業においては、年齢層も比較的若くなるケースが多くなります。

日本においては高給が期待され、また、安定志向も強まる高齢のビジネスパーソンはベンチャー企業特有の制度やカルチャーに馴染めず、社内に在籍していたとしても少数派となることがほとんどでしょう。

以上の点から、ベンチャー企業においては、高齢の社員が少ない、業務基盤が整備されきっていない中で、(企業規模に比して)人数の多い新入社員に対し、若手社員がアツく指導する状況が生まれ得ます。

それは、マニュアルが整備され、縦割りが定着し、業務分担が進行し、人事評価がしっかりと根付いている大手企業では、なかなか生じにくい状況です。

ベンチャー企業に入社したならば、先輩社員から搾れるだけ搾り取る

前述の結果として、ベンチャー企業に入社した新入社員は、先輩社員と密接に関わることになり、生きた業務知識を、高効率で吸収することができるようになります。

また、その会社における業務ノウハウのみならず、先輩社員の考え方や所作なども、同時に至近距離から見て学ぶことができます。

この、先輩社員を、言うなれば「フル活用」することにより、自身のビジネススキル向上までの最短ルートを辿れるということが、ベンチャー企業に新卒で入社することの最大のメリットだと思います。

私自身、弊社に新卒で入社した社員に対しては、礼を失しないことが前提ですが、先輩社員のノウハウやテクニック、考え方を、搾れるだけ絞り取るように伝えています。

とは言え、いくら先輩社員から搾り取ろうとしても、その先輩社員が、言い方は悪いですが、学ぶべきところを多く持たない人であれば、効率は悪くなります。

もちろん、その先輩社員も何かを見込まれて入社しているわけですから、傍目には見えづらくとも、多くの尊敬すべき箇所を有しているケースが多いでしょう。

どうしても尊敬すべき箇所を見出だせない時は、ひどい言い草ですが、最悪は反面教師として学ぶこともできます。

ベンチャー企業の就活では「人」を見る

どのような先輩社員からも学ぶことはできますが、新卒入社の段階で、そのような鑑定眼を備えている新入社員の方が少ないでしょうから、やはり、そのベンチャー企業に入社する際は、選考で出会った先輩社員が、「仕事のデキるビジネスパーソン」であることが大前提となります。

また、やはりベンチャー企業という閉じた世界での師弟関係になるため、多様な価値観・考え方を学び取るのは難しいものがあります。

だからこそ、ベンチャー企業に入社を検討している学生さんには、「人」を見てほしいと強く思います。

成長しそうな業界、楽しそうな業務、快適そうなオフィス・・・ベンチャー企業における就職活動で目を引くポイントは多々あれど、ご自身の成長に直結し得るのはそこで働く人、もっと言えば入社後に自身の直属の先輩社員となり得る人のスキルやキャラクターです。

「この先輩社員についていく」という、人に依存した考え方ではなく、「この先輩社員がいる環境ならば、自身のこういう点を積極的に伸ばせそう」という、自身の成長にフォーカスした考え方ができれば、最終的に転職したとしても、そのベンチャー企業に入社したことを後悔することは無いと思います。

そして、そうやって見据えた「自身の成長」における方向性が、「会社が目指すビジョン」と重なっていればなお気持ちよく働けそうですね。

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ベンチャー企業に就職することの強み

カテゴリー: LRM株式会社

こんにちは。採用担当の藤居です。

本記事は、主に新卒で就職活動を行っている大学生の皆さんを念頭に置いて作成しています。

様々な就活セミナーやWebサイト、キャリア関連の雑誌を読んでいると、「大企業か?ベンチャーか?」という軸で対比されているコンテンツをよく目にします。

他にも、理系と文系、営業と技術、民間と公務員・・・などなど、比較軸は多くありますが、本記事では、ベンチャー企業に就職することのメリットとデメリットについて述べてみたいと思います。

ベンチャー企業とは

ベンチャー企業に就職することのメリットやデメリット・・・とお話しましたが、まず率直に申し上げて、「ベンチャー企業」に関する明確な定義は存在しません。

そのため、例えばベンチャー企業への就職を希望される学生さんは、まず、ご自身が考えるベンチャー企業と、各企業の採用担当者が述べるベンチャー企業との間において、認識のすり合わせを行う必要があります。

ちなみに弊社、LRM株式会社はベンチャー企業を標榜しています。

明確に「これがあるからベンチャー企業である」という決定打はありませんが、個人的には、下記のような要素が弊社内に存在する限り、ベンチャー企業を名乗れると考えています。

  • 定型化・細分化された作業を黙々とこなすではなく、各人が各人の裁量・判断をベースとして業務を行っている
  • 少数精鋭である
  • 企業及び自身の成長に対する強い志向性を有する
  • 社内にダーツがある(笑)

ベンチャー企業の良いところ=先輩を独占できること

それでは、具体的に、ベンチャー企業に就職することのメリットは何でしょうか?

私自身、新卒での就職活動時から、ベンチャー企業しか見据えていなかった人間ですので、挙げようと思えばいくらでも挙げることができます。

ただ、いくつかの会社を経て、とりわけ「先輩を独占できること」が、「新卒でベンチャー企業に就職すること」の大きなアドバンテージであると考えるようになりました。

その理由について、まず、ベンチャー企業にありがちな人員体制について考えてみましょう。

ベンチャー企業にありがちな人員体制

多くのベンチャー企業においては、良い意味でも悪い意味でも、業務環境が整備されていないケースが多くなります。

結果として、業務における属人性が高くなり、特に他の会社における業務経験を持ち得ない新卒入社の社員は、先輩社員がマンパワーで業務指導を行わざるを得なくなります。

また、成長途中のベンチャー企業は、企業規模を鑑みると一見多すぎるようにも見える数の新卒新入社員を採用する傾向にあります。

結果として、例えば、自社を構成する従業員の20%、30%が新卒入社の新入社員で占められている、という状態も容易に発生します。

そして、ベンチャー企業においては、年齢層も比較的若くなるケースが多くなります。

日本においては高給が期待され、また、安定志向も強まる高齢のビジネスパーソンはベンチャー企業特有の制度やカルチャーに馴染めず、社内に在籍していたとしても少数派となることがほとんどでしょう。

以上の点から、ベンチャー企業においては、高齢の社員が少ない、業務基盤が整備されきっていない中で、(企業規模に比して)人数の多い新入社員に対し、若手社員がアツく指導する状況が生まれ得ます。

それは、マニュアルが整備され、縦割りが定着し、業務分担が進行し、人事評価がしっかりと根付いている大手企業では、なかなか生じにくい状況です。

ベンチャー企業に入社したならば、先輩社員から搾れるだけ搾り取る

前述の結果として、ベンチャー企業に入社した新入社員は、先輩社員と密接に関わることになり、生きた業務知識を、高効率で吸収することができるようになります。

また、その会社における業務ノウハウのみならず、先輩社員の考え方や所作なども、同時に至近距離から見て学ぶことができます。

この、先輩社員を、言うなれば「フル活用」することにより、自身のビジネススキル向上までの最短ルートを辿れるということが、ベンチャー企業に新卒で入社することの最大のメリットだと思います。

私自身、弊社に新卒で入社した社員に対しては、礼を失しないことが前提ですが、先輩社員のノウハウやテクニック、考え方を、搾れるだけ絞り取るように伝えています。

とは言え、いくら先輩社員から搾り取ろうとしても、その先輩社員が、言い方は悪いですが、学ぶべきところを多く持たない人であれば、効率は悪くなります。

もちろん、その先輩社員も何かを見込まれて入社しているわけですから、傍目には見えづらくとも、多くの尊敬すべき箇所を有しているケースが多いでしょう。

どうしても尊敬すべき箇所を見出だせない時は、ひどい言い草ですが、最悪は反面教師として学ぶこともできます。

ベンチャー企業の就活では「人」を見る

どのような先輩社員からも学ぶことはできますが、新卒入社の段階で、そのような鑑定眼を備えている新入社員の方が少ないでしょうから、やはり、そのベンチャー企業に入社する際は、選考で出会った先輩社員が、「仕事のデキるビジネスパーソン」であることが大前提となります。

また、やはりベンチャー企業という閉じた世界での師弟関係になるため、多様な価値観・考え方を学び取るのは難しいものがあります。

だからこそ、ベンチャー企業に入社を検討している学生さんには、「人」を見てほしいと強く思います。

成長しそうな業界、楽しそうな業務、快適そうなオフィス・・・ベンチャー企業における就職活動で目を引くポイントは多々あれど、ご自身の成長に直結し得るのはそこで働く人、もっと言えば入社後に自身の直属の先輩社員となり得る人のスキルやキャラクターです。

「この先輩社員についていく」という、人に依存した考え方ではなく、「この先輩社員がいる環境ならば、自身のこういう点を積極的に伸ばせそう」という、自身の成長にフォーカスした考え方ができれば、最終的に転職したとしても、そのベンチャー企業に入社したことを後悔することは無いと思います。

そして、そうやって見据えた「自身の成長」における方向性が、「会社が目指すビジョン」と重なっていればなお気持ちよく働けそうですね。

Author: 藤居 朋之
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